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フェリーで四国九州沖縄へ

 

フェリー船社の任意団体

― 「大阪フェリー協会」はどのような団体ですか。

大阪フェリー協会は、大阪南港フェリーターミナルの1〜6バースと大阪南港かもめフェリーターミナルの7・8バースを利用している旅客定期航路事業者(=フェリー船社)の任意団体です。‘会員の相互協力により、適正な運営と公正な競争を確保することで公益性を高め、公共の福祉を増進し、フェリー事業の社会的地位の向上と、社業の繁栄を願って'昭和46年に結成されました。メンバーは、有村産業(株)、マルエーフェリー(株)、関西汽船(株)、四国開発フェリー(株)、(株)ダイヤモンドフェリー【旧:(株)ブルーハイウェイライン西日本】、宮崎カーフェリー(株)、(株)名門大洋フェリーの7社で構成しています。

― どのようなお仕事をなさっているのですか。

会員船社の取りまとめを行ない、フェリーターミナルの港湾管理者である大阪市港湾局や大阪港埠頭公社との窓口となっています。船社個々の問題については船社毎で交渉することもありますが、全体的な問題については、協会として取り組むことにしています。
大阪港埠頭公社との施設賃貸借料の交渉や要望を伝えること、フェリーターミナルの管理やセキュリティー問題の対応、その他PR活動など何でもやっています。

 
一緒によくなろう

― 会員船社はライバルなのでは?

我々7社の中にはコンペティタ−である船社もありますが、いろいろな話し合いをする中で、互いに良いライバルというのか、良きライバルとして一緒に良くなろうとしています。むしろ、大阪市港湾局や大阪港埠頭公社さんと考え方の相違から論争することの方が多い(笑)。利用者と管理者という立場が違いますから、当然といえば当然ですが。

― 連携の効果をお聞かせください。

本当に7社がよくまとまっていると思います。協会としてユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)にお客様を送り込むためはどうしたらいいかといった時に、うちは関係ないといった船社はありませんでした。またフェリーターミナルとUSJを結ぶドリーム・シャトルを運航する時も全社が協力しました。JRでも行けるが、水の都であり、海上アクセスを発展させねばと。観光立国にも目を向けているんですよ。USJの営業の方や国土交通省の方々も我々協会の努力を評価してくれるようになりました。こういった事業は一船社だけでは限界があるので、協会として力を合わせて取り組んでいます。

 
大阪南港フェリーターミナルとは、最高の場所

― 南港フェリーターミナルについてお聞かせください。

大阪南港フェリーターミナルというのは、最高の場所にあります。
ニュートラムで来られるお客様にとっては、駅を降りたらフェリーターミナルが見え、船が見えている。これほどの安心感はないでしょうね。車輌で来られるお客様にとっても高速道路を降りた所です。駅が目の前で高速道路がそこにある最高のアクセスです。港に行き易い、便利な港というのは大きな魅力です。

― 時代とともに変ってきたことがありますか。

大阪港で長距離フェリーがスタートして35年経ちます。当初は小型だった船も大型化し、積載量も少なく、有人車輌が中心だった貨物も無人車航送が多くなりました。そのため、より大きなバースと広い駐車場が必要になってきています。
そんな中で、フェリーバースの移転が話題になっています。我々は、バースはどこへ移動しても大丈夫ですし、お客様のアクセスが整えば良いと思います。問題は、時代にあった一万トンを超える大型のフェリーが発着できる条件が整っていることと、シャーシなどの車輌を駐車しておける駐車場スペースが十分に確保できることが必要不可欠です。合わせて他港のフェリー船社と競合することもあり施設使用料が競争力のある料金であることです。

 
定期航路の強み

― 大阪港は日本一のフェリー集積地と伺っています。

毎日運航する定期航路の強みでしょうか、年に数回寄港する美しい外航客船や巨大なコンテナ船のように目立ちませんが着々と実績を積んでいます。
大阪港で取扱われる貨物の約40%、内航貨物の60%以上をフェリーは運んでいます。大阪港は物流においては、西日本の拠点になっています。大阪港で降りた貨物車輌の2割程度が名古屋など中京圏に向かいますし、東京まで走るものもあります。
旅客数は平成15年が約160万人、車輌は乗用車と貨物を合わせて約80万台運びました。ここ大阪南港の乗降客、乗下船台数は、日本一だと思っています。

― どんな貨物を運んでいらっしゃいますか

フェリーで運ばれている物としては、鉄鋼関連、機械類、加工食品、紙パルプなど種々雑多です。近年は、青果物や鮮魚は少ないですね。最近は循環資源関係の取扱いもあります。大型建機や重量物もお得意様ですし、大阪港周辺では中古車のオークションも行われており、このような車輌も運びます。

 
モーダルシフトと輸送形態の変遷

― モーダルシフトについてお聞かせください。

モーダルシフトは、国土交通省が推進するCO2削減の取り組みの一つです。フェリーは、モーダルシフトの受け皿として大きな期待が寄せられていますし、フェリー業界としてもこの追い風を利用してユーザーとの協調精神でこの苦境を乗り切りたいと考えています。

― 無人車航送とはどういったものですか。

無人車航送とは、シャーシを船内に積み込み、シャーシのみを相手港まで運送し、相手港でシャーシを受け取る輸送手段です。
モーダルシフトの流れを受けて、また企業の輸送効率アップやコスト面などから無人航送が増えてきました。従来の有人車の場合は、到着後すぐに目的地向かって走っていきますが、無人車航送の場合は、出港時間より早くきてシャーシを駐車場に置いておくケースや、到着後も引き取り手が来るまで駐車場にしばらく止めておくこともあります。積込の場合も、車輌甲板のスペースを調整するため、車輌が港に早く来ても積めないこともあり、待機する駐車場が必要になります。今までの大阪南港の駐車場スペースでは足りなくなっているのです。
時代と共に輸送形態が変ってきたのです。例えば、名門大洋フェリーの航路では、無人車航送は55%前後ですが、東京−北海道や、舞鶴−北海道航路では80%以上が無人です。ただ、全ての輸送が無人になるとは言えません。無人車航送をするためには、シャーシ本数に余裕が必要になるなどコスト面の問題もあり、全事業者が実施するには難しいものです。また港のインフラ整備も必要です。しかし、無人車航送は、今後さらに増えていくと思います。

 
フェリーに乗ってみてください

― 読者の皆様にメッセージをお願いいたします。

まず乗ってみてください。一度ご乗船いただければ船の良さが分かります。
海の記念日にクルーズを実施したり、船内見学会を催したりしますので、そういった機会もぜひご利用いただきたいと思います。
去年、関東地区の学生に講演を行いました。関東ということもありましたが、長距離フェリーとはこのような大きさで、このような設備がありますと説明しましたら、みんな目からウロコが落ちるほどに驚いていました。みなさんフェリーの利便性や快適な船内設備、ゆとりある旅の素晴らしさをご存知ないのが現状です。
例えば、週末に九州までフェリーで出掛けられてはいかがでしょうか。太平洋の雄大な海原を行くも良し、刻々と表情を変える瀬戸内を眺めるも良しです。また、九州にご出張なら、船内でゆっくり一夜を過ごし、翌朝一番目的地へと時間を有効に使えます。詰め込みのフェリーは遠い昔の話です。乗っていただければ必ず喜んでいただけると思います。

― ありがとうございました。

※このインタービューの模様は、(社)大阪港振興協会発行の、『大阪港』2005年3月 に掲載されたものです。

 

阿部哲夫氏 プロフィール】 
平成10年6月 大阪フェリー協会会長就任(現在に至る)
経歴/昭和18年12月20日生まれ。平成9年6月 株式会社 名門大洋フェリー代表取締役社長就任、平成15年6月 同 代表取締役会長就任。
委員経験など/平成12年7月〜平成14年6月大型フェリー労務協会会長、平成13年8月〜平成15年1月船員中央労働委員会使用者委員、平成15年4月〜近畿船員地方労働委員会使用者委員

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